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LED化で緊急車両の警光灯はどう変わる?

薄型化で車庫入れ簡単に、メンテも楽に
LED化で緊急車両の警光灯はどう変わる?

LEDを採用した薄型の散光式警光灯

 パトライト(大阪市中央区)は、LED(発光ダイオード)を採用した薄型の散光式警光灯を6月3日に発売する。緊急車両や道路維持作業車向け。従来比で厚みを最大93ミリメートル削減して薄型化し、高さ制限がある車庫入れの妨げになりにくくした。幅1100ミリメートルと1300ミリメートルの2タイプで税抜き価格は17万7000―31万5000円。初年度1000台の販売を目指す。

 LEDを採用し、従来の回転反射鏡など複数部品を削減した。電球やハロゲン、キセノンなどの従来方式に比べてバッテリー負担や、電球交換などのメンテナンスの軽減につながる。

 散光式警光灯は住宅や一般産業向け照明と比較して、耐振動や耐熱の信頼性、視認性が高い水準で要求される。このため、これまでは電球やキセノンが主流だった。新型の散光式警光灯は、振動や熱に強いLEDを採用したほか、専用レンズを最適配置する設計で全方向からの視認性を高めている。

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