防衛・宇宙分野の先端技術を民間に、三菱重工が狙う100億円

安全向けに提案

 三菱重工業は防衛・宇宙分野で開発した先端技術を民間市場向けに展開する。重要インフラを狙ったサイバー攻撃など安全・安心への需要が増大しているのを追い風に、防衛・宇宙分野で培ったサイバーセキュリティーや画像・センサー処理、認知・識別、人工知能(AI)などの技術をトータルソリューションとして民間企業や自治体などへ提供する。3年後に数億円、10年後に100億円規模の売上高を目指す。

 民需展開の重点分野はサイバーセキュリティー、周辺警戒監視、広域情報把握の三つ。サイバーセキュリティー分野向けはプラントや交通インフラの異常状態を検知する「インターセプト」をNTT、NTTデータ、NTTコミュニケーションズと共同で開発済み。

 周辺警戒監視は長時間飛行ができる飛行ロボット(ドローン)をプロドローン(名古屋市天白区)と開発中で、今後は水上や水中にも対応するドローンの開発も視野に入れる。警備会社や漁業協同組合、電力会社などで需要を見込める。

 広域情報把握は地震や台風などの大規模災害の際に衛星データなどをAIで解析し、被害状況を短時間で把握して円滑な災害救助活動につなげる。

日刊工業新聞2019年5月14日

  

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