「5G」どう使う?ドコモが全国にラボ新設で検証加速

国内9都市に

 NTTドコモは2019年度中に本社と支社がある国内9都市に次世代通信規格「第5世代通信」(5G)の検証拠点「ドコモ5Gオープンラボ」を新設する。18年4月以降、東京都新宿区、大阪市北区、那覇市に設置しているが、札幌市や仙台市、名古屋市、金沢市、広島市、高松市といった全国の主要都市でも5Gを試せる場を提供し、地域ごとに異なる需要を取り込む。

 ドコモ5Gオープンラボは、5Gの技術や仕様に関する情報提供などを行う「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」の参加企業に、基地局装置や4K映像機器、仮想現実(VR)装置を利用して検証できる環境を無償で提供する。参加企業が自社の機材を持ち込んだ実験も可能で「高速・大容量」「低遅延」「多数端末接続」という5Gの特長を生かしたサービス創出につなげられる。

 1月に開設した那覇市のオープンラボでは、15世紀当時の今帰仁城(沖縄県今帰仁村)を再現した4KのVR映像を5Gでヘッドセットやタブレット端末に配信した実証実験を体験できる。観光向けなど複数の5Gの実証を沖縄県内で実施することにつなげている。

 ドコモ5Gオープンパートナープログラムの参加企業は、18年2月の開始から約1年2カ月で2500社を超え、21年度に5000社に達する見込み。那覇の事例のように地方ごとに特色のある5Gサービスを地元の企業や自治体と開発し、20年の東京五輪・パラリンピックまでに、100件以上の5G活用事例を生み出す。

日刊工業新聞2019年5月15日

  

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