不審船を見逃さない、海上保安へドローンが飛ぶ

テラドローンが低コストサービス開始

 テラドローン(東京都渋谷区、徳重徹社長、03・6419・7193)は、低コストで効率的な魚群探索や海上保安を実現する飛行ロボット(ドローン)サービスを始めた。ヘリコプターの運用を不要にすることで、運用コストの削減や危険性の低減につなげる。漁業や国防などでの活用を想定している。

 魚群探索では、最大50キロメートル遠方の海上をモニタリングすることで、効率良く魚群を発見できる。また、陸地にいながら最大50キロメートル先の現場をライブ映像で確認することができるため、海上保安の状況把握にも役立つ。

 人工知能(AI)を活用したデータ処理により、不審船や巡回船など動きのある対象の発見や追尾もできるという。

 同社によると、これまで遠洋漁業における魚群探索には、ヘリコプターが使用されており、年間約5000万円の運用コストがかかるという。また、現在は海上の保安状況を把握するために、レーダーや自動船舶識別装置(AIS)が使われているが、不審船などを実際に確認するためには、別途、ヘリコプターや航空機の運用が必要となる。

 このため、多額の運用コストが発生しており、パイロットの安全面でもリスクがあるという。

日刊工業新聞2019年5月10日

  

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