コマツがAI人材100人育成、早期に必要な事情

ICT活用製品創出へ

 コマツは情報通信技術(ICT)活用による新たな価値を創造するため、人工知能(AI)対応人材の育成に乗り出す。専門知識や技術を教育する研修プログラムを開始。産業機械などから収集するデータを有効に使える人材を社内に確保し、新製品や新サービス、新機能の早期創出を目指す。5年間で約100人を育成する予定。

 コマツではICTを活用した新たな価値創造を持続的な成長戦略の一つと位置付けている。これまでにも、無人ダンプトラック運行システム(AHS)や工事をICTで支援する事業「スマートコンストラクション」などを展開している。

 今後は顧客の作業効率化や安全性の向上に向けて、各種製品から収集できるデータを生かし、製品やサービスの開発を進める。それには「大量なデータから有益なデータを選び出し、使いこなさなければ意味がない」(小川啓之社長)ことから、分析精度を高める必要がある。そこで、ビッグデータ分析に不可欠な技術であるAIを使いこなせる人材の育成を決めた。

 また、ICTを使ったサービスを得意とするベンチャー企業とのオープンイノベーションも推進している。今後、さまざまな事業を立ち上げる時に「(協業する)ベンチャー企業に当社がやりたい事を伝えられる人材が必要」(小川社長)という観点からAI人材を独自育成する。

日刊工業新聞2019年5月10日

  

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