キャタピラーとコマツ、ライバルのトラックが連携始める!

自律運転で効率運用。鉱山開発ニーズに応える

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鉱山の生産性を高めるニーズが見込まれる(キャタピラーのダンプトラック)
 米キャタピラーは鉱山用トラックの自律運転システムを利用し、自社と他社のトラックの効率的な運用を提案する。豪州の西オーストラリア州で、コマツのトラック24台に同システムを年内に導入する。自律運転をめぐってはコマツが先行し、日立建機も商用化を目指しているが、自社のトラックへの適用にとどまる。キャタピラーは同システムを活用し、他社のトラックの稼働率も最大限に高めて、採掘現場の生産性向上を支援する。

 キャタピラーは他社の機種との相互運用を重視する方針で、今回の取り組みもその一環。コマツのトラックに同システム「Catマインスターコマンド」を導入し、キャタピラーの自律型トラックと連動して作業に使えるようにする。稼働状況などの監視にも利用できる。

 鉱山では異なるメーカーのトラックが混在して導入していることが少なくない。メーカーに関係なくトラックを管理できれば、生産効率の向上が期待できる。

 資源価格の回復に伴い、鉱山開発が活発化しつつあり、投資の増加が期待される。有人に比べて安全性も高められる自律運転の需要も見込まれており、キャタピラーは北米の鉱山で、同社最大のトラックの自律運転を実証している。

 このほかコマツは同システムの展開に加えて、有人のトラックを無人稼働に改造する技術を開発、英豪系資源大手リオ・ティントから受注した。日立建機も2019年度に自律運転の商用化を目指している。

日刊工業新聞2018年12月21日掲載

COMMENT

梶原洵子
編集局第二産業部
記者

以前にコマツの建機の自律運転や遠隔操作の将来イメージ映像を見ましたが、好きな場所で建機などを操作していて、働き方を大きく変えようとしています。現場の状況を考えると、ライバルのトラックとつながることも、自然な流れなのかもしれません。

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