ゴーンの元懐刀、規模拡大の野望はまだ続く?
PSAのタバレスCEOがFCAとの統合を画策したが…
米ウォール・ストリート・ジャーナルは、仏自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)が今年、欧米自動車連合フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)に合併を打診していたと報じた。ただ、FCA側が拒否したことで協議は破談に終わったという。
PSAのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は、同社として約30年ぶりとなる米国市場への復帰を望み、合併によってFCAが米国に持つ販売網を活用できるとの思惑があった。しかしFCA経営陣は、PSAとの合併で事業が欧州市場に偏り過ぎることを懸念。フィアット創業一族のアニェリ家も反対したという。
PSAとFCAの昨年の販売台数は合計で870万台。仮に合併が実現すれば、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて世界4位の自動車グループとなる。
PSAのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は、同社として約30年ぶりとなる米国市場への復帰を望み、合併によってFCAが米国に持つ販売網を活用できるとの思惑があった。しかしFCA経営陣は、PSAとの合併で事業が欧州市場に偏り過ぎることを懸念。フィアット創業一族のアニェリ家も反対したという。
PSAとFCAの昨年の販売台数は合計で870万台。仮に合併が実現すれば、米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて世界4位の自動車グループとなる。