「長崎ちゃんぽん」発のシステムが中華料理店を救う?

リンガーハット開発とニチワ電機が共同開発

 リンガーハット開発(福岡市博多区、山口雅彦社長、092・432・8808)とニチワ電機(兵庫県三田市)は、中華料理店向けに、冷凍麺解凍機と自動鍋送り機をセットにしたシステムを共同開発した。ボタンを押すだけの簡単操作で、麺解凍機は1食分ずつの麺を湯槽に入れ、引き上げるまでの操作を全自動で行う。鍋送り機はスープをゆでる調理鍋を30秒ごとに盛り付けテーブル側へ、スライドさせる。2機種の組み合わせで省力化と均一品質が可能になる。

 システムは、リンガーハットの「長崎ちゃんぽん」店舗で実際に使用している調理器がベース。昼食時などの大量注文に対応するため、麺や野菜などの材料はあらかじめ、1食分ずつに小分けした。

 麺解凍機は幅400ミリ×奥行き755ミリメートルの設置サイズで、解凍時間は30秒が基本だが大盛りの場合はより長くするなど、任意に設定できる。

 鍋送り機は幅1323ミリ×奥行き550ミリメートル。鍋は計3個を設置でき、30秒などの一定時間ごとに麺解凍機のある右側から、盛り付けテーブルのある左側にスライドレールで順次送る。麺解凍とスープの作成が同時並行して行えるので調理作業を効率化でき、同品質にできる。

 調理は両方とも電磁式のためガス爆発の恐れがなく、調理現場の温度上昇もある程度、抑えられ、快適性が保てる。麺解凍やスープ作成の間、調理人はキャベツを切るなど他の作業に振り向けられる。ちゃんぽんやラーメンのほか、パスタやうどんにも調節次第で対応できる。

日刊工業新聞2019年2月26日

  

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