ホンダ、ブラジルの工場は強化へ

バイク生産、効率化へ約150億円投資

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マナウスの2輪車工場(同社公式ページより)
 ホンダは、ブラジルの2輪車工場に3年間で5億レアル(約150億円)を投じ、生産設備を刷新する。老朽化した設備の近代化が必要だとして設備投資を決めた。近年低迷が続いていたブラジルの2輪車市場の環境に対応し、生産体制の効率化を進める。

 ブラジルでの2輪車や汎用製品の生産販売子会社であるモトホンダ・ダ・アマゾニア(アマゾナス州マナウス)が、2輪車工場で設備の更新などを実施し、生産効率の向上を目指す。設備を新しくすることに加えて、生産ラインの再配置なども計画している。設備投資は2021年までに完了する予定。

 ホンダはブラジルで約8割のシェアを持つ。ブラジルの2輪車工場は、合計の生産能力が年間160万台。だが、直近は販売状況が低迷し、年間80万台程度の生産だった。ブラジルの市場環境への対応や、設備の近代化などを通じて生産能力を年120万台程度に見直し効率を高める。ブラジルの2輪車市場は足元の景気回復で復調傾向にあり、需要増にも対応できる生産体制にするという。

 ホンダは先日、英国、トルコでの4輪車生産から2021年中に撤退すると発表。世界の4輪車生産の配置と能力適正化を目指している。一方、2輪事業ではホンダ本体の「二輪事業本部」に、研究開発子会社の本田技術研究所の研究開発機能を4月1日付で統合する。開発スピードを高め、グローバル市場での競争力強化を狙う。八郷隆弘社長は「中国やインドの2輪メーカーが猛烈に追い上げており危機感が強まっている」と話す。

日刊工業新聞2019年2月21日

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