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「Netflix」「Hulu」に負けない、「U-NEXT」は電子書籍と連携で勝負

U-NEXTが有料動画サービス刷新
 U―NEXTは有料動画配信サービス「U―NEXT」を刷新した。スマートフォンアプリケーション(応用ソフト)を拡充し、動画に加えて約32万冊以上の電子書籍を楽しめるようにした。動画や電子書籍の購入金額に応じて最大40%をポイントで還元するサービスも始めた。有料動画配信市場は「ネットフリックス」や「フールー」などと熾烈な顧客獲得競争を繰り広げており、サービスの拡充により競争力を高める。

 「U―NEXT」のアプリに同社の電子書籍アプリ「BookPlace」を統合した。メニュー画面に動画コンテンツの「ビデオ」と並列して電子書籍の「ブック」を追加し、その下に「雑誌」「マンガ」「書籍」などのカテゴリーを設けた。動画と電子書籍を横断検索できる機能も設けた。

 また、「U―NEXT」の月1990円(消費税抜き)の月額会員向けに新たなポイントサービス「ポイントバックプログラム」を始めた。月額会員は9万本以上の動画や70冊以上の雑誌が楽しめるほか、月1200ポイントが付与される。最新映画や電子書籍は一つ数百ポイントなどを支払うと楽しめる。新サービスは会員に付与されるポイントを使い切り、追加で動画や書籍を購入する場合にその金額などに応じてポイントで還元する。

 調査会社のGEM Partners(東京都港区)によると2017年における有料動画配信サービスの市場シェアは「dTV」が20・3%でトップ。「フールー」が13・5%で続き「U―NEXT」は12・6%で3位につける。
日刊工業新聞2019年2月6日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
ネットフリックスは日本でサービスを開始した15年に「黒船襲来」と騒がれましたが、市場での台頭にはなかなか時間がかかっていた印象です。ただ、GEMPatnersの調査によると、市場シェアは17年に前年比2.8%増の7.1%まで伸ばしました。現在はもっと存在感が高まっていると見られます。米国に比べて有料動画配信市場の成長は遅いと指摘される中で、各サービス同士の競争はますます激しくなりそうです。

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