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ネット限定販売の石油ストーブが人気の理由

トヨトミ、レトロなデザインと防災意識の向上が後押しに
**レトロな外観、ネットで好調
 トヨトミ(名古屋市瑞穂区、片岡由好社長、052・822・1144)がインターネット限定で販売している石油ストーブ「CL―250」が人気を集めている。今シーズン分も販売店からの受注が早々にいっぱいになった。

 発売は2014年。20代と30代の社員がコンセプト作りから設計、販売まですべてを担当した。価格は3万3000円(消費税抜き)と高めだが、レトロ調のデザインが「懐かしい」、「ぬくもりを感じる」と好評だ。

 今や灯油系の暖房器具はファンヒーターが主流。「使ったことがない20代、使わなくなった30代、40代に石油ストーブを使ってほしかった」と片岡社長は説明する。11年の東日本大震災に伴う停電やその後の節電要請で電源を必要としない石油ストーブが見直されたことも、当プロジェクトの契機になった。

 生産は名古屋市の街中にある瑞穂区の本社工場だ。「高品質を守る」(片岡社長)という熱意は昔も今も変わらない。
日刊工業新聞2019年2月4日

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