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福岡の「ファッションウィーク」が1カ月に拡大した理由

中華圏の春節(旧正月)を意識、インバウンド需要取り込み狙う
福岡の「ファッションウィーク」が1カ月に拡大した理由

期間中のトピックなどを3カ国語の情報冊子にまとめ、海外向けのPRを強化する

 ファッションでアジアに発信―。福岡アジアファッション拠点推進会議(藤永憲一会長=福岡商工会議所会頭、092・441・1119)は、ファッション関連イベントを約1カ月間繰り広げる「ファッションマンス福岡アジア」を2月2日から福岡市内で実施する。訪日外国人旅行者(インバウンド)需要の取り込みを図る。

 毎年3月に実施していた「ファッションウィーク福岡」の期間を拡大し、美容や食、映像などのコンテンツを交えて内容を充実させ街全体を盛り上げる。テーマは「世界を刺激する福岡の春」。期間を中華圏の春節(旧正月)に合わせて3月10日までとする。

 75以上のイベントを展開するほか、アパレルショップや飲食店など50店舗にタブレット端末を配布してキャッシュレス決済の導入を支援する。会員制交流サイト(SNS)や海外の旅行会社へも情報発信し、ファッションを通じて福岡の街をPRする。

 同会議は2009年からファッションショー「福岡アジアコレクション」を開催。アジアからもモデルやアーティストなどが参加している。
日刊工業新聞2019年1月29日

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