美容指導にいかが?歩き姿を手軽に精密計測できるシステム

東工大が開発、内股・がに股も判定

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IMUセンサーを着けて歩くと、足腰の動きをリアルタイムで分析する(東工大提供)
 東京工業大学の三宅美博教授らは、手軽に歩き姿を精密計測できる分析システム「ウォークメイトビューアー」を開発した。足首などに加速度を測るセンサーを付けて一歩一歩の足の軌道を求める。内股歩きやがに股歩き、膝が上がっているかどうかなどを定量評価できる。リハビリや美容指導などに提案していく。

 腰と足首に小型慣性計測センサー(IMU)を着けて歩くだけで、足の持ち上げから、振り出し、着地まで一歩一歩の軌道をリアルタイムに求められる。センサーで計測した加速度から足先の軌跡を算出して、着地時の静止状態を一歩と一歩の区切りとして記録する。足ごとに一歩の立体軌道を表示する。軌道が外に膨らむと内股、内側に反るとがに股、持ち上げ時に十分な高さがない場合はズリ足などと判断できる。

 センサーの着脱が簡単で歩いたその場で歩行軌跡が得られるため指導しやすい。歩き姿の指導は動きがその場ですぐに修正されるため、軌道計算や解析に時間をかけられなかった。一方で鏡で自分の姿を見る場合は大きな鏡が必要で、主観的な評価にとどまっていた。

 定量的に評価することで歩行軌道のどの部分を修正するべきか共有しやすくなる。結婚式に向けた歩き方指導などに向く。ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の発見やリハビリ効果の評価などにも応用していく。

日刊工業新聞2019年1月22日

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