豊田通商がアフリカ版「T-UP」構想、全土で認定中古車買い取り網

2019年度開始へ検討

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アフリカは急速な経済発展を遂げている(豊通オートケニアの店舗)
 豊田通商は2019年度に、認定中古車の販売をアフリカ全土で始める検討に入った。現在、トヨタ自動車など関係者間で協議を進めている。豊田通商はアフリカの中古車ユーザーが車の買い換えをする際に、下取りした所有車や輸入中古車を整備し、品質保証した上で販売する。従来のケニアのほかウガンダ、タンザニアなど主要数カ国で試験的にサービスを実施した上で、対象国を拡大する予定。トヨタが日本国内で展開する認定中古車買い取り網T―UP(ティーアップ)の“アフリカ版”を目指す。

 認定中古車は、正規販売店が定めた条件を満たした中古車。豊田通商はこの中古車を取り扱い、アフリカでは別会社を通じてケニアだけで認定中古車を販売している。アフリカ全土の中古車市場を早期に取り込むため、サービス展開を点から面に切り替える。認定中古車の販売網構築にあたっては、輸入禁止措置や中古車の年数制限がある国もあるため、国ごとの規制をにらみながら展開していく方針。

 また、豊田通商の完全子会社である仏商社CFAO(セイファーオー)は18年12月、仏エネルギー大手トタルとアフリカのカーケアサービスで提携した。両社はトタルがアフリカ全土で展開するガソリンスタンドで、簡易修理と潤滑油を含むカーケア製品を販売していく予定。

 今回の提携は豊田通商が手がけるアフリカでの新車販売の拡大に向け、トタルのガソリンスタンド利用者を新規顧客として取り込む狙いもある。新車販売と中古車販売の両輪でアフリカ市場を開拓していく。

 アフリカの自動車市場では、人口増などを背景に中古車市場の拡大が続く一方、下取りした車の査定や整備、品質保証などの仕組みを構築することが急務となっている。豊田通商はアフリカ全土で中古車販売を展開するには、品質保証をはじめとしたサービス網の構築が必要と判断した。

日刊工業新聞2019年1月16日

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