リコーが仕掛ける、スマホのように“進化する”コピー機の狙い

「軽々と企業を変える」

 リコーは8日、中小企業の生産性拡大を目的としたプラットフォーム(基盤)事業を23日に始めると発表した。新型複合機(写真)で取り込んだデータを、基盤上のクラウドサービスで処理する。消費税抜きの価格は複合機が94万3000円から、クラウド上の各種アプリケーション(応用ソフト)は月額課金のサブスクリプションモデルで提供する。

 同事業は人工知能(AI)付きの光学式文字読み取り装置(OCR)を搭載した複合機とクラウドサービスなどで構成。複合機で読み取ったデータをデジタル化し、これをプラットフォーム上にそろえたアプリを活用することで業務の自動化・省力化につなげる。

 アプリは会計など用途別に100本超を用意。今後も外部パートナー企業を募り、アプリの充実化を図る。

 山下良則社長はプラットフォーム事業を通じて「デジタルワークプレイス(デジタルを活用した働き方の多様化)を実現させたい」と強調した。

(文=杉浦武士)

日刊工業新聞2019年1月9日掲載

梶原 洵子

梶原 洵子
01月09日
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スマホで好きなアプリを選ぶように必要な機能を選んで使えるコピー機。あれこれシステムを整えなくても、コピー機1台でできることが増えていくため、中小企業にも導入しやすそうです。買い替えサイクルが長くなる懸念もありますが、同社ではアプリ作動に必要なCPUスペックなどに合わせて適切な買い替え期間になっていくと予想しているそうです。
発表会には同社CMに出演中の女優の吉瀬美智子さんが登場。〈働き方変革〉を擬人化したアンドロイド役で、「軽々と企業を変えていく」(吉瀬さん)というイメージで演技に挑んだとのこと。山下社長は「新風を吹き込む」と笑顔で意気込みを語っていました。

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