食用コオロギの養殖技術の確立へ

千葉科学大学が共同研究を開始

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木曽功千葉科学大学学長(右)と伊藤憲一ガラスリソーシング会長
 千葉科学大学とガラスリソーシング(千葉県銚子市)は20日、昆虫を食糧に有効利用するための技術開発プロジェクトで共同研究契約を結んだ。コオロギなどの昆虫を効率よく増やし、人間や養殖魚、家畜などが摂取するたんぱく源として活用する研究に取り組む。世界規模で増加を続ける人口に対し、将来は食糧が不足することが懸念されている。昆虫を代替食糧に利用することで、世界の食糧問題の解決に貢献することを目指す。

 同プロジェクトでは1年後をめどに食用コオロギの養殖技術の完成を目指す。同時に安全性などを検証しながら、まずは養殖魚や家畜などの餌として実用化する計画だ。

 廃棄物の中間処理を手がけるガラスリソーシングは、同プロジェクトに研究費1000万円を助成する。また昆虫を粉体加工する技術などに、自社のノウハウを応用できると見ている。同社の伊藤憲一会長は「銚子発の新技術を開発し、地域活性化にも結びつけたい」と話している。

日刊工業新聞2018年12月21日

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