旧体育館を植物工場に
野菜工房、茨城にレタス新工場
野菜工房(埼玉県秩父市、周藤一之社長)は、茨城県那珂市に新工場を建設する。レタスなど葉物野菜を栽培する植物工場で、本社工場、福井南越前工場(福井県南越前町)に次ぐ3カ所目。工場は10月から来年春にかけ順次完成する予定で、生産能力は日産4000株。3工場合計ではこれまでの2倍近い同8600株となる。総投資額は約4億5000万円。
主にリーフレタスやフリルレタスを生産し、水菜やサラダ菜も少量つくる。敷地面積は約5200平方メートル、建物の総面積が約2000平方メートル。まず旧体育館を改築し、日産1600株の工場とし、10月下旬に稼働。12月に出荷を始める。その隣に事務棟や機械設備棟を備えた日産2400株の工場を新設する。こちらは来春の完成、出荷を目指す。完成後は年商を現在の約1億6000万円から3億円強まで引き上げられるとしている。
2年半前に既存2工場の能力がいっぱいとなり、今後も需要の伸びが見込めることから、東京に近く、補助金制度の整った那珂市への新規立地を決めた。敷地に余裕があるため、さらなる工場増設も視野に入れている。
3工場目にして初めて光源に発光ダイオード(LED)を採用し、電力代を削減。野菜を栽培する棚も現在の4段から、一部で6段の多段式を採用し、生産効率を高める。従業員数は当面、20人程度の予定。
同社の植物工場は完全閉鎖型で、無農薬を実現。さらに水を噴霧した状態で根に供給する噴霧水耕栽培のため、「水がたまらないので細菌の繁殖が極めて少なく、虫も発生しない」(周藤社長)のが強み。野菜は水洗いをせず、そのまま食べられるため、調理パンの具材や外食用に売り上げを伸ばしている。
主にリーフレタスやフリルレタスを生産し、水菜やサラダ菜も少量つくる。敷地面積は約5200平方メートル、建物の総面積が約2000平方メートル。まず旧体育館を改築し、日産1600株の工場とし、10月下旬に稼働。12月に出荷を始める。その隣に事務棟や機械設備棟を備えた日産2400株の工場を新設する。こちらは来春の完成、出荷を目指す。完成後は年商を現在の約1億6000万円から3億円強まで引き上げられるとしている。
2年半前に既存2工場の能力がいっぱいとなり、今後も需要の伸びが見込めることから、東京に近く、補助金制度の整った那珂市への新規立地を決めた。敷地に余裕があるため、さらなる工場増設も視野に入れている。
3工場目にして初めて光源に発光ダイオード(LED)を採用し、電力代を削減。野菜を栽培する棚も現在の4段から、一部で6段の多段式を採用し、生産効率を高める。従業員数は当面、20人程度の予定。
同社の植物工場は完全閉鎖型で、無農薬を実現。さらに水を噴霧した状態で根に供給する噴霧水耕栽培のため、「水がたまらないので細菌の繁殖が極めて少なく、虫も発生しない」(周藤社長)のが強み。野菜は水洗いをせず、そのまま食べられるため、調理パンの具材や外食用に売り上げを伸ばしている。
日刊工業新聞2018年7月20日