人とロボットが一緒に働く建設現場、清水建設が公開
建設現場の人手不足解消へ、資材搬送や天井の施工にロボットが活躍
清水建設は10日、次世代建築生産システム「シミズ・スマート・サイト」を初適用した大阪市淀川区の高層ホテル「からくさホテルグランデ新大阪タワー」の建設現場を公開した。資材搬送や天井ボード貼りの建設ロボットが作業員と協働し自律的に稼働する。今後、東京、横浜の大規模現場に水平展開。「床取り付けなどロボットの適用工種を増やし、2025年度に工事全体で10%の省人化を目指す」(印藤正裕常務執行役員)。
資材の水平搬送ロボット「ロボ・キャリア」は2台が稼働する。夜間に1台が荷取り場で天井ボードを載せたパレットを受け取り、垂直搬送エレベーター内に仮置き。もう1台が施工階に上ったエレベーターからパレットを受け取り荷置き場に搬送する。「アイパッドで操作できる職長さんが誕生し、従来6人でやった作業が1人ですむ」(同)という。
内装多能工ロボット「ロボ・バディ」はセンサーで施工部位を認識、自ら考え天井吊りボルトの挿入、ボード取り付け、ビス留めをする。
資材の水平搬送ロボット「ロボ・キャリア」は2台が稼働する。夜間に1台が荷取り場で天井ボードを載せたパレットを受け取り、垂直搬送エレベーター内に仮置き。もう1台が施工階に上ったエレベーターからパレットを受け取り荷置き場に搬送する。「アイパッドで操作できる職長さんが誕生し、従来6人でやった作業が1人ですむ」(同)という。
内装多能工ロボット「ロボ・バディ」はセンサーで施工部位を認識、自ら考え天井吊りボルトの挿入、ボード取り付け、ビス留めをする。
日刊工業新聞2018年12月11日