鹿島が掲げる“スマート生産ビジョン”、ICT活用で魅力ある職場に

総作業時間30%削減を目指す

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外装各種に対応した外装取付アシストマシン
 鹿島は12日、建築現場の生産プロセスを変革する「鹿島スマート生産ビジョン」を策定したと発表した。建設業の担い手不足を受け、情報通信技術(ICT)を活用したロボット技術の開発や現場管理手法の活用を加速し、2025年度に全現場に導入して総作業時間30%削減を目指す。

 同ビジョンのコンセプトは「作業の半分はロボットと」「管理の半分は遠隔で」「全てのプロセスをデジタルに」の三つ。人とロボットの協働により生産性向上を図るほか、現物確認と遠隔管理を組み合わせて現場管理者の働き方改革を推進する。ビル・インフォメーション・モデリング(BIM)を基軸に全プロセスをデジタル化し、建築生産とデジタル技術を融合する。

 第1弾として名古屋市中区で施工中の「鹿島伏見ビル」の工事現場を試行現場に選定。外装取付アシストマシンやドローン(飛行ロボット)自動巡回システム、梁上向きの鉄骨溶接ロボットなど18項目の技術・システムを適用し、効果測定やビジョン実現に向け実証を始めた。

 押味至一社長は「若い人に入職してもらえる魅力ある現場にすることが目的。週休2日に向け生産性向上に努める。各現場の所長に見てもらいスマート化したい」と述べた。

日刊工業新聞2018年11月13日

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