働き方改革でパパ・ママに“なりキリン”
1カ月間残業なし、突発的な休み発生・・・
キリン(東京都中野区、磯崎功典社長)と3事業会社は、社員が育児や介護などをしながらの働き方を体験する研修「なりキリンママ・パパ」を2019年から全部門を対象に実施する。育児などを前提とし1カ月間は残業なし、突発の休みなどを体験。時間制約がある多様な働き方を理解するとともに、チームとしてのマネジメント力向上にもつなげる。18年に各社12部門で実施し、働き方改革として有効と判断し、4社の全部門に拡大する。
キリン、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの全部門で社員約6500人が対象になる。21年までに工場の一部を除いて全社員が1回以上の研修体験することを目指す。
同研修は同一部署で1、2人を対象に決め、1カ月間は業務と育児・介護などの両立生活を体験するもの。フレックスタイムや在宅勤務などの制度を活用し1日7・5時間の勤務時間を基本とする。また、突発的な連絡が入り、急な休みや即時退社する事態も起きる。シチュエーションとして育児のほか、親の介護、パートナーの病気から選ぶ。
2月からグループ各社の12部門で91人を対象に同研修を実施した。6月までの結果をまとめ、所定労働時間を前年同月比で約60%削減したほか、チーム内で理解し合える風土の醸成に役立ったことが分かった。サポートする周囲とのコミュニケーションの強化や突発的事態に備える管理能力の向上にもつながるという。これを踏まえグループ全部署での展開を決めた。
キリン、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの全部門で社員約6500人が対象になる。21年までに工場の一部を除いて全社員が1回以上の研修体験することを目指す。
同研修は同一部署で1、2人を対象に決め、1カ月間は業務と育児・介護などの両立生活を体験するもの。フレックスタイムや在宅勤務などの制度を活用し1日7・5時間の勤務時間を基本とする。また、突発的な連絡が入り、急な休みや即時退社する事態も起きる。シチュエーションとして育児のほか、親の介護、パートナーの病気から選ぶ。
2月からグループ各社の12部門で91人を対象に同研修を実施した。6月までの結果をまとめ、所定労働時間を前年同月比で約60%削減したほか、チーム内で理解し合える風土の醸成に役立ったことが分かった。サポートする周囲とのコミュニケーションの強化や突発的事態に備える管理能力の向上にもつながるという。これを踏まえグループ全部署での展開を決めた。
日刊工業新聞2018年12月7日