キリンビールの成長の起爆剤はクラフトビール

導入店を3倍の2万店舗超に

 キリンビールは2019年度からスタートする新中期経営計画(3カ年)の柱の一つとして、クラフトビール事業を大幅に拡大する。専用のディスペンサーを活用してクラフトビールを提供する取り組み「タップ・マルシェ」の導入店舗を18年度計画の7000店から、21年度に2万―2万5000店と3倍超に拡大する計画を明らかにした。ビール類市場の減少傾向が続く中、若者を中心に人気の高いクラフトビールを強化し、市場を再活性化する起爆剤とする狙いだ。

 ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)は消費者の嗜好(しこう)の多様化や“若者のビール離れ”などの影響で、17年まで13年連続で減少。キリンはクラフトビールが多様性に対応し、ビールの魅力を高めるとしてビール市場拡大のカギになると見ている。

 キリンは全国のクラフトビール事業者と連携し、各種ビールを専用のディスペンサーを通じて提供するタップ・マルシェ事業を17年に首都圏で開始。18年4月に全国に拡大した。9月に累積導入店数は5000店を突破し、年間目標を7000店に上方修正した。

 さらにクラフトビール人気を本格化するため19年度から導入店を大幅に拡大する。消費者がクラフトビールに接する機会を増やし、通常のピルスナービールのおいしさを再確認してもらう相乗効果を狙う。

日刊工業新聞2018年10月31日

  

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