張り紙防止用の“電柱シート”で町を活性化

非常時に役立つ製品の納入も視野に入れている

張り紙防止製品にキャラ印刷


 ニッソク(東京都品川区、山崎猪里社長、03・3491・6111)は、東京都品川区内にある二つの商店街に、キャラクターなどを印刷した電信柱用の張り紙防止シートを納入した。商店街のにぎわいを演出するのが狙い。9月に品川区豊町にある商店街に23本分、11月には昭和通り商店街に30本分それぞれ納めた。今後は「震災に役立つように避難先や誘導標識を描いたシートを納めたい」(原田明美取締役)としている。

 品川区内の商店街に納めたのは、雨や日差しに強い耐候性に優れたインクで表面に印刷を施した合成樹脂製の張り紙防止シート。「プリントシート」の商品名で、商店街に由来するキャラクターを印刷して消費者に訴求したほか、商店街のにぎわい演出を狙った。

 数年前には、和歌山県九度山町にある電信柱向けに40本分近く納入した実績がある。NHKの大河ドラマの放送に合わせて、真田幸村などのキャラクターをデザインしたシートを納入し、町おこしに一役買った。

 表面に凹凸がある合成樹脂製の同シートは、電力会社や電話会社が所有する電信柱への張り紙防止用として開発、1967年(昭42)に発売。これまで「マジックシート」の商品名で販売していた。

 耐久性・耐候性があり、結束バンドで電柱に取り付けるだけで使用できるため、ロングラン商品として現在でも街角で見かける。この長所とは裏腹に、耐久性があるために買い替え需要が見込めない課題もあった。

日刊工業新聞2018年12月5日

  

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