クマ型ロボットが保育士の負担やミスを軽減する!

保育園で実証中

 グローバルブリッヂホールディングス(HD)は東京都豊島区東池袋にある直営の保育園で、クマ型保育ロボット「ヴィーボ」1台を試験導入した。保育業務支援システムの「CCS+pro」と連動し、園児一人ひとりの入園時刻や退園時刻、昼寝の時間、寝返り回数、体温、呼吸回数などを把握できる。2019年4月からはクマ型ロボの台数をさらに10台増やし、立地や規模が異なる各所の保育園で、効果を検証する。

 19年10月からは人工知能(AI)の活用も検討する。ロボやAIなどIoT(モノのインターネット)をフル活用し、保育士の負担軽減やサービス向上につなげる。

 クマ型ロボは園児に親しみを持ってもらうため、身長を70センチメートルに設定した。園の玄関に設置し、園児や親がキーホルダーをかざすと特定の個人を認識し、例えば「はるかちゃん、おはよう」などと声をかける。保育園では園児のおむつにセンサーが装着されており、体調変化をチェックする。昼寝の時は体の向きや体動を検知し、うつぶせ寝になった場合は保育業務支援システムに送信。窒息死などの事態を防ぐ。

 保育士は1人で大勢の園児を見るため、個人のチェックに限界がある。ほか事務系や園児の関係者とのやりとりなどの仕事もあり、ロボや業務支援システムの併用で負担やミスを軽減する。データ記録が保存されるため、事故予防の行動予知などにも利用できる。

 幼児は人により体格差や成長差が大きいため、個人管理が必要になる。AIの学習機能をこれに活用する。

日刊工業新聞2018年11月28日

  

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