保険金支払いは“衛星画像”が迅速化する
東京海上日動火災保険が活用体制を整備
東京海上日動火災保険は大規模な水災が発生した際に人工衛星で撮影した画像を活用しながら、早期に保険金を支払う体制を整えた。複数の画像を人工知能(AI)で解析することで水災の被害範囲などを迅速に把握し、早期に保険金の支払い手続きを進める。水災時の保険金支払いは通常2―3週間かかる。これを最短で数日に短縮できるという。
米ベンチャーのオービタル・インサイト(カリフォルニア州)が持つ人工衛星画像の解析技術を活用する。人工衛星が撮影した水災発生後の画像の解析情報と過去の保険金の支払い実績などを組み合わせて、AIが分析。水災の範囲やどれほど浸水したかを推定する。
この推定情報と火災保険の顧客情報を照らし合わせることで、保険金の支払い対象者を早期に洗い出すことが可能になる。
水災は家屋などへの被害が広範囲に及ぶことが多く、被害範囲や浸水の度合いを早く正確に特定することが課題だった。保険金は被災者が生活再建に使うため、支払いまでの期間の短縮を要望する声は多い。
米ベンチャーのオービタル・インサイト(カリフォルニア州)が持つ人工衛星画像の解析技術を活用する。人工衛星が撮影した水災発生後の画像の解析情報と過去の保険金の支払い実績などを組み合わせて、AIが分析。水災の範囲やどれほど浸水したかを推定する。
この推定情報と火災保険の顧客情報を照らし合わせることで、保険金の支払い対象者を早期に洗い出すことが可能になる。
水災は家屋などへの被害が広範囲に及ぶことが多く、被害範囲や浸水の度合いを早く正確に特定することが課題だった。保険金は被災者が生活再建に使うため、支払いまでの期間の短縮を要望する声は多い。
日刊工業新聞2018年11月22日