国立研究開発法人が農業のAI活用に本腰

農研機構が新センター開設

 農業・食品産業技術総合研究機構は、AI(人工知能)とデータ連携基盤を統合した「農業情報研究センター」を10月1日に開設する。人工知能やビッグデータ(大量データ)を活用したスマート農業の実現を目指し、研究を推進する。農業の抱える課題解決に向けたAI人材の育成も進める。

 気象や農地、衛星画像といった農業データを保有するデータ連携基盤「WAGRI」から、必要なデータを解析し、農業で使えるシステムを創出する。

 例えば、環境情報や全遺伝情報(ゲノム)、遺伝子などのデータから、最適な交配の組み合わせを提示する「スマート育種システム」を構築する。また、農業機械とセンシング技術を組み合わせて環境データを収集し、農地内作業の完全無人化を目指す。

 久間和生理事長は「専門家だけではなく、一般の農家が簡単に使えるようなものを作りあげる。AIを活用した農業のスマート化を一気に進めたい」と意気込みを語った。

日刊工業新聞2018年9月28日

葭本 隆太

葭本 隆太
09月30日
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新センターは理事長直属の研究センターとして設置。約30名の組織としてスタートし、2019年度中に50名程度に拡大する計画。近い将来に民間企業の研究者も受入れる予定だそうです。

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