空いてる授乳室をスマホで確認、東京都市大が実証実験

子育て世代が外出しやすいまちづくりを目指す

子育て世代、外出しやすく


 東京都市大学の未来都市研究機構は、東急東横線・大井町線の自由が丘駅周辺で、授乳室の利用状況を調査する実証実験を行った。Trim(横浜市中区)が展開する設置型授乳室「mamaro(ママロ)」を3カ所に設け、既存の授乳室と合わせて計5カ所の空き状況をリアルタイムにスマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)で確認できるようにした。結果を踏まえ、子育て世代が外出しやすいまちづくりを目指す。

 大型の商業施設が少なく、授乳スペースを確保しにくい同駅周辺エリアで9日間実施。期間中、授乳やおむつ替えができる個室型のママロを自由が丘東急ビル(東京都目黒区)などに設置した。

 授乳室やおむつ台を探すTrimのアプリ「Baby map」でママロの空き情報を把握できるほか、フレル・ウィズ自由が丘(同区)など既存の授乳室にも在室の有無が分かるセンサーを取り付けた。子育て世代を対象にアンケートも実施し、エリア内の利便性やニーズを調査した。

 同大の末繁雄一都市生活学部専任講師は「インターネット通販の利用が進む中、商店街をモノではなく時間消費の空間にしたい」と話した。今後も街中での生理的欲求や健康管理に関して、ストレス軽減を支援するための実証を進める。

日刊工業新聞2018年11月15日

  

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