セブン―イレブンのスポット保育、「親は安心、子供は楽しい」

勤務が確約でき業務計画が立てやく、リピート率高く

 メーカーと異なり、祝祭日の勤務が通常の流通業界。だが祝祭日は休みの保育園も多く、流通業界で働くお母さんやお父さんにとって、子どもの預け先確保は大きな負担だ。セブン―イレブン・ジャパンは、2016年10月から祝祭日限定の臨時保育施設を社内に開設。現在、全国21カ所で運用中だ。この「スポット保育」を利用する女性社員からは「勤務が確約できるので業務計画が立てやすくなった」などの声が届く。

 これまで利用した社員数は延べ974人で、子どもは1220人にのぼる。女性だけでなく「男性社員の利用も増えている」(藤本圭子取締役常務執行役員)と言い、リピート率も80―90%と高い。施設は社内か職場の近隣にあるため、親も安心して利用できる。

 預けられるのは乳幼児から小学校6年生までで、保育時間は8時半から18時。利用は1歳から2歳までが多い。同社の四谷本部では1回当たり35―40人の子どもが集まる。プロの保育士たちが子供らの年齢に合わせて、工作をしたり、絵本を読み聞かせたりする。季節に応じたイベントもあり、子どもからも「楽しい」と好評だ。

 運用開始以降、親からの要望で、改善を進めてきた。保育士が気付いたことを親に知らせるメモを残すほか、保育士同士の情報共有で保育の質を高めている。

 子育て中の社員のほか、これから子どもを持つ社員を支援するため「2―3年内には、保育施設を37カ所まで拡大する」(同氏)計画だ。

日刊工業新聞2018年11月7日

  

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