ICカードで“チケットレス駐輪場”、定期利用にも対応できるアマノの新システム

スムーズな入出庫や、駐車券の紛失・破損の解消を実現できる

「チケットレス駐輪場システム」は交通系ICカードでの入出庫が可能
 アマノは交通系ICカードで自転車などを入出庫できる「チケットレス駐輪場システム」を開発した。鉄道駅前の駐輪場などに設置し、入り口と出口に入出庫用のカードリーダーを置くほか、出口にのみ決済用リーダーも設ける。電車利用者の多くが持つICカードを駐輪場でも使えるようにすることで、スムーズな入出庫を可能にする。駐車券を発行しないため利用者が紛失・破損する心配も解消できる。

 入り口のカードリーダー付近には車両識別用のセンサーを設け、タイヤの形状などを入庫時に自動で判別する。自転車またはバイクと識別された場合のみ入り口の扉が開く仕組み。利用者は入り口でリーダーにICカードをかざして入庫し、退出時は出庫用リーダーにかざした上で決済用リーダーで支払いを済ませる。

 交通系ICカード「Suica(スイカ)」「PASMO(パスモ)」のほか、ソニーの非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」も使用できる。事前契約による1カ月ごとの定期利用にも対応する予定で、月額料金は駐輪場運営業者が設定する。1回の利用ごとに支払う場合よりも割安に設定可能にする予定。現金での利用料金支払いや定期更新ができる「定期更新機能付き事前精算機」を駐輪場内に配置することも可能だ。

 アマノは鉄道駅前の駐輪場運営業者に対して同システムを売り込む。導入費用は個別見積もり。先行して小田急電鉄小田原線の経堂駅前駐輪場「オダクル経堂第2」に、同システムを提供した。

 受注後、個別の要望に合わせてソフトウエア開発や仕様変更などに対応し納品する。今後、標準品の開発も進める。

日刊工業新聞2018年11月6日

COMMENT

国広伽奈子
デジタルメディア局
記者

出庫直前に駐車券が見つからない時はかなり焦ります。この新システムで救われる人は多そうです。

関連する記事はこちら

特集