新卒者の内定率は上昇しているのに…既卒者は“頭打ち”のワケ

マイナビ調べ

 就職・転職情報サービスのマイナビ(東京都千代田区)がこのほど公表した2018年度就職活動調査によると、大学や大学院を卒業、修了後、おおむね3年以内の「既卒者」の内定率は45%と、過去3年並みの水準にとどまった。新卒者の内定率が上昇を続け、8月末時点で83・4%に達したのと対照的な傾向を示した。

 既卒者に対する調査は9月13日―10月1日、マイナビの会員を対象に実施し、269人から回答を得た。

 調査を開始した12年の同時期、既卒者の内定率は23・6%。今年はその約2倍となっているが、15年以降はほとんど伸びていない。一方、12年に60・5%だった新卒者の内定率はほぼ一貫して上昇し、現役学生では「売り手市場」の傾向が強まっている。

 マイナビは「(企業側の)新卒学生と既卒者の垣根は徐々に低くなっている」とみているが、「1回失敗しているので、納得できる仕事をすることへのこだわりが強い」と、既卒者の内定率が頭打ちになっている理由を分析している。

 既卒者のうち半数超は、在学中に内定を得たものの再び就職活動を始めた人たち。在学中の就職活動の反省点を聞くと「自己分析が不十分だった」(51・3%)などの回答が上位を占めた。

日刊工業新聞2018年10月30日

葭本 隆太

葭本 隆太
10月30日
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“自分が納得する会社に”という思いが新卒時より強くなるのは納得してしまいます。本調査では在学中に内定を獲得したにも関わらず、就職活動を行っている人の割合が増加。その背景として「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動を行っている」という回答が前年比2割増の54.1%になったという傾向が明らかになっています。

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