企画、面接、合否まで…新入社員が新卒採用する企業の狙い

サティス製薬が17年から実施

 サティス製薬(埼玉県吉川市、山崎智士社長、048・984・6433)は、入社1、2年目の社員全員が新卒採用活動に携わる。新入社員からは「インプットとアウトプットを繰り返すことで、自分の言葉で会社を語れるようになった」との声が挙がっており、新入社員教育に役立っている。

 2017年から入社1、2年目の社員全員が採用活動を行っている。山崎社長は「最近まで学生だった社員が主体性を発揮しやすい場は採用活動だろう」と考えスタートした。

 2―6月のピーク時は週の半分を採用活動に割く。役員以上の面接や予算配分を除き、新入社員が企画と運営をする。具体的には大学への説明会開催依頼から人材サービス企業とのやりとり、説明会の企画内容、当日の運営、選考フローの提案、日程調整、1次面接の選考、合否判定、合否連絡まで行う。就活生と年齢が近いため、「高い共感を持ってナビゲートできる」(山崎社長)としている。新卒者による採用で18年度に入社した社員は「若手に仕事を任せる社風」を感じている。

 山崎社長は「新入社員教育としては高い効果を感じている」と語る一方、「毎年、採用担当が変わるため経験がうまく引き継げない」という課題も見えてきた。

 今後は改善策を講じ、より社員が成長できるようさまざまな採用手法を検討していく。

日刊工業新聞2018年10月22日

  

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