初の“ミラーレス”車、レクサス「ES」の事前予約は計画6倍

日本はES初投入

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 トヨタ自動車は24日、高級車ブランド「レクサス」の新型セダン「ES=写真」を発売したと発表した。カメラでサイドミラーの映像を車内の画面に映し出す「デジタルアウターミラー」を量販車で初めて採用したほか、車台やパワートレーンを刷新。運転時の疲労を低減する機構を取り入れるなど快適性や上質感を打ち出す。ES初投入となる日本を含め世界90カ国以上で販売する。

 新型ESは7代目で価格は580万円(消費税込み)から。同ミラーは最上級モデルで採用しオプション搭載となる。価格は21万6000円(同)。各国・地域の法規制に応じて採用拡大を検討する。

 同日開いた発表会で沢良宏専務役員は「事前予約で当初計画6倍の2200台を受注している」と、好調ぶりを明かした。アウターミラーの自動運転技術への応用についても「さまざまな潜在性がある」と話した。

 米国と共に先行販売している中国では通商問題が激化しているが、沢専務役員は「レクサスの(プレミアムブランド市場の)シェアは5%程度。ブランドを認知してもらう活動が重要だ」と説明。さらなるシェア拡大に注力する姿勢を示した。トヨタ自動車九州宮田工場(福岡県宮若市)で生産する。

日刊工業新聞 2018年10月25日

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梶原洵子
編集局第二産業部
記者

サイドミラーの代わりにカメラとモニターで周囲を視認する技術は、海外自動車メーカーや電機メーカーも注目する技術。少ない視線移動で周囲の状況を把握できるため安全運転につなげられるほか、デザインの自由度が上がるため空気抵抗を小さくして燃費性能を高められるといった可能性を持っています。

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