デンソー、組み込みソフトウェア開発企業に1.7億円出資の狙い

イーソルと関係強化

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 デンソーは組み込みソフトウエアを開発するイーソル(東京都中野区)に約1億7000万円を出資した。出資比率は約2%。デンソーは2016年にイーソルなどと車載用基本ソフトを開発する共同出資会社を設立しており、今回の出資で関係を強化する狙い。自動車の高性能化が一段と進む見込みのため、次世代の車載用電子プラットフォーム(基盤)を開発する。

 デンソーとイーソルは、NEC通信システム(東京都港区)と共同で「オーバス」(同)を設立し、自動車メーカーが使用しやすい車載用基本ソフトの開発などを手がけている。デンソーは、イーソルへ出資をすることで、技術顧問契約や人材交流などで連携を進め、ソフトの書き換えや追加による機能拡張などのニーズに対応しやすい車載用電子プラットフォームの開発を急ぐ。

日刊工業新聞2018年10月15日

COMMENT

中西孝樹
ナカニシ自動車産業リサーチ
代表

伝統的な機能に加え、コネクティッドと先進運転支援(ADAS)をドメインを超えて制御する新しい電子プラットフォームの構築が自動車メーカーにとっての重要な競争領域となっている。それを支えるベーシックソフトはベクター、ボッシュ、コンチが有力で、デンソーは猛追しているがもうひと踏ん張りが必要だ。今回は少額出資だが、連携を深め、挽回を目指す必要がある。

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イーソル デンソー

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