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デンソーのテレワーク進む、オフィス部門全社員

 デンソーは、テレワーク制度の利用対象者をオフィス部門の全社員約2万人に拡大した。終日在宅勤務と社外勤務の2制度があり、従来の対象者は子どもの看護や家族の介護が必要な社員と一定資格以上の社員らに限定していた。働き方改革の一環として、業務の効率化や仕事と生活を両立しやすい勤務体系を整える。

 終日在宅勤務は、従来は子どもの看護や家族の介護が必要な社員が自宅のみで勤務可能だった。対象者のほか、勤務場所もパソコンなどを利用して機密が保持できる場所に拡大する。出社義務はなく、利用日数は月5日まで。2017年度は179人が利用した。

 一方、社外勤務は管理職やオフィス部門の一定資格以上の社員、育児・介護が必要な社員らが対象だった。本社部門の場合、10時10分から14時25分までのコアタイムは出社義務があるが、その他の勤務時間や場所は柔軟に選択できる。利用日数に制限はなく、同約4500人が利用した。
日刊工業新聞2018年10月3日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
こういった制度が進んでいない会社にいると羨ましいなと感じる。一方で、利用日数が5日というのは、子育てや介護をする人にとっては足りないのではないかとも思った。

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