子どもに大人気でうれしい悲鳴!羽田空港で働くロボット

操縦者にも意外な効果が・・・

 羽田空港を管理する日本空港ビルデング(東京都大田区)は、空港業務へのロボット導入を進めている。中でも接客を担うコミュニケーションロボットは花形だ。インディ・アソシエイツ(名古屋市中区)の「CAIBA(カイバ)」はひとたび空港ロビーに出ると子どもたちに囲まれ、身動きがとれなくなるほどだ。案内ロボなのに、人が集まりすぎて案内ができない、とうれしい悲鳴が上がる。

 羽田空港ではロボット24機種が実証実験に挑戦し、3機種が試験導入に進んだ。カイバは狭き門を通過し、残り半年間で最も活躍できる仕事を探す。

 導入は3段階で進めて適職を探す。1段階が客寄せ期。ロボットの珍しさで子どもたちが集まってくる。遠隔操作する操縦者が「飛行機でどこ行くの?」などとカイバから話しかけ旅の思い出を彩る。2段階目が就職期。来場者がロボットに慣れ、カイバが施設案内や迷子対応などの定職に就く。コミュニケーション能力は折り紙付きのため、通信環境などで場面が決まる。

 3段階が在宅期。育休中の社員など、誰でも操縦できるようにする。インディ・アソシエイツの岡田佳一取締役によると「操縦者は子どもたちに抱きつかれ喜ばれる。この経験で引っ込み思案だった社員が積極的になったと驚かれる」と、思わぬ効果もあるという。

日刊工業新聞2018年10月12日

国広 伽奈子

国広 伽奈子
10月12日
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ロボットを動かすことで操縦者にも変化がもたらされたのは驚きです。

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