介護施設入所者の熱中症防げ!パナソニックがエアコン見守り拡販

グループ外に積極的に売り込む

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エアコンの管理のほか、高齢者の居室の確認も可能
 パナソニックは介護施設や病院向けに、各部屋の温度状態やエアコン稼働状態を24時間監視できる見守りサービスを拡販する。猛暑だった今夏は、施設の入居者や病院の入院患者がエアコンを適切に使用しなかったために熱中症になるケースがあった。今冬も同様に暖房の使用状況によって体調を崩すといった心配がされる。同社はグループの病院を含め約20施設でサービスを始めており、グループ外にも積極的に売り込むなど普及を目指す。

 エアコン見守りサービスの消費税抜きの利用料は1室当たり月1700円。高齢者は若い人より温度変化に気付きにくく、介護施設などでは暑いのに重ね着をして汗をかいている例が少なくないという。暖房のスイッチを入れ、冷房をかけた気になっているケースもあるほか、逆にエアコンをかけすぎていることもある。こうした各部屋の状況を職員が入室することなしに外からチェックし、全室の状況をパソコンで監視できる。

 室温が30度Cを超えるなど異常事態になると、管理画面の色が緑色から赤色に変わり、職員に知らせる。職員は部屋の外から「エアコンをかけた方がいいですよ」と入居者に声をかけたり、本人が就寝中の場合もあるため外部からスイッチを入れて室温を下げたりできる。

 介護施設では古くなったエアコンを数台ずつ買い替えるケースが多いため、パナソニックはその際にサービスを提案する。別売でルームセンサーも用意し、入居者が起きている時間と寝ている時間のリポートができる。

 高齢者は一般的にエアコンが苦手で、職員がスイッチを入れても自分で切ってしまう人も少なくない。冷えすぎによる体調不良や熱中症などは入居施設の責任問題にもなるため、エアコン見守りサービスの活用を広く促していく。

日刊工業新聞2018年10月4日

COMMENT

葭本隆太
デジタルメディア局DX編集部
ニュースイッチ編集長

特に高齢者の熱中症は過半以上を室内が占めると聞きます。室温とエアコンの稼働状況の見守りは室内熱中症などを防ぐのに一役買いそうです。

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