働き方改革の意識調査が浮き彫りした「働く喜びの実感」の乏しさ

日本能率協会が実施、会議短縮「進んでいない」50%

  • 0
  • 11
全21項目のうち「進んでいない」は「会議・打ち合わせの短縮」が50・3%で最多だった(イメージ)
 日本能率協会(JMA)がまとめた「管理者の『働き方改革』に対する意識アンケート」調査結果によると、「有給休暇の取得奨励」と「社内コミュニケーション促進」は進んだが、「会議・打ち合わせの短縮」は進まず、「働く喜びの実感」は「今後の課題」とする回答が最多だった。

 全21項目の視点についてそれぞれ「進んでいる」、「進んでいない」、「今後の課題」の三つの評価の中から一つを選択してもらった。それによると、「進んでいる」は「有給休暇の取得奨励」が62・2%と最多。次いで「自身の有給休暇の取りやすさ」、「部下との活発なコミュニケーション」などが40%台で続いた。

 逆に、「進んでいない」は「会議・打ち合わせの短縮」が50・3%で最多。「福利厚生の充実化」、「研究・開発・生産・営業への積極的なリソースの投入」などが40%台で続いている。

 一方で、「今後の課題」は「働く喜びの実感」が44・1%で最多。次いで「部下のモチベーションの向上」(38・5%)、「部下への公正な評価」(35・7%)などが続いた。「働く喜びの実感」は「進んでいない」が38・5%で、「進んでいる」は14・0%と最も少なかった。

 「働き方改革」は「働く喜びの実感」を増やし、「部下のモチベーションの向上」を図り、IT技術なども活用し生産性の向上を図るのが狙いだ。アンケート結果によると、その実現は遠いようだ。

COMMENT

葭本隆太
デジタルメディア局
ニュースイッチ編集長

「働き方改革」というと残業の削減したり、有休取得を推進したりするものと思い込んでしまいます。文中に触れているように、そうした施策の先に「働く喜びの実感」を増やすことは確かに重要ですね。

関連する記事はこちら

特集