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色んな大きさの箱も、最大積載効率で積めるロボットシステム

MUJINが開発
 MUJIN(東京都墨田区、滝野一征最高経営責任者〈CEO〉、03・4577・7638)は、物流センター向けに多品種のケースを最大積載効率ですばやく積み付けできるロボットパレタイズシステム(写真)を開発した。高い認識精度を持つ3次元ビジョン装置と多軸ロボットの動きを制御する人工知能(AI)により、大きさの違うケースをどう積めば積載効率が最大になるかを事前に計算。その上で毎時500ピック(最大値)の早さで積み付け作業を行う。

 システムは独自開発のロボットコントローラーとティーチレスロボット制御技術で、多軸ロボットのメーカーが違う場合も作業ができる。可搬重量は使用するロボットに準じる。ケースの対応可能寸法は現状、幅230ミリ×奥行き155ミリ×高さ100ミリメートルから、同1200ミリ×同1200ミリ×同2000ミリメートルまで。荷物に最適な速度をAIが判断して運搬し、荷崩れがあっても対応できる。重い荷物を扱う物流センターの作業負担を低減する。
日刊工業新聞 2018年9月21日
梶原洵子
梶原洵子 Kajiwara Junko 編集局第二産業部 記者
物流現場の人手不足や作業環境の改善に役立ちそうです。

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