自動走行しながらタグ読み取るロボット台車

凸版印刷とZMPが開発

先行するキャリロ(左)が床の2次元コードを識別。キャリロがけん引する「RFIDキット」(右)がRFIDを読み込む
 凸版印刷とZMP(東京都文京区、谷口恒社長、03・5802・6901)は、ロボット技術を使った台車「キャリロ」が自動走行しながら棚などのRFID(無線識別)タグを読み取る機能を開発した。棚卸し作業の効率化や省人化につながる。これまでキャリロは人による操作が必要だった。

 新機能はキャリロに搭載したカメラで倉庫や工場内の床に複数貼った2次元コードを識別し、進行方向を定める。さらにキャリロがけん引する「RFIDキット」が、棚などの荷物に取り付けたタグを読み込む仕組み。

 床に複数設置する2次元コードと2次元コードの間のルートは、専用のアプリケーション(応用ソフト)で自由に設定可能。そのため1台ごとに異なるルートで動かせる。一般的に工場などで使う無人搬送車(AGV)は一つのルートしか設定できないという。

 両社は2019年までに「キャリロコネクト」として、キャリロとRFIDを使った技術の製品化を目指す。

日刊工業新聞2018年9月12日

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キャリロは台車型の物流支援ロボットで、16年8月より販売している。単体では最大150キログラムの荷物を、オプションのけん引治具を取り付ければ約300キログラムの荷物を8時間連続で運べる。

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