生体データで判明、乳児が保育施設入園後に感じるストレスの可能性

保育安全推進協議会

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 保育安全推進協議会(東京都豊島区、小保内俊雅代表理事)は、乳児のバイタルデータの実証実験を実施した。それによると乳児が保育施設などへの入園後にストレスを感じる可能性があることが明らかになった。乳幼児の突然死(SUDI)に関係があることも視野に入れ、今後さらなる研究・開発を進める。

 実験はユニファ(名古屋市中区)が中心となり、同社の着用センサーとミツフジ(京都府精華町)の肌着センサー、凸版印刷のベッドタイプセンサーを使用し、心拍数や呼吸数、身体の動きを計測。0歳児13人の入園前と入園後のデータを比較した。それによると個人差はあるものの、入園後に保育施設滞在中の心拍数が上昇。緊張状態になり、夜間就寝時の寝付きが悪くなる事例があった。

 小保内代表理事は、「家庭と異なる環境の変化がストレスに関係するのでは」とSUDIとのつながりを懸念。今後は実験を重ね、解析ソフトを強化し、対象園児数を増やす。疲れやすく、ストレスを感じやすい子の傾向などを探り、SUDIの危険因子抽出につなげる。

 同協議会は一般社団法人として2月に設立。SUDIなど保育施設の死亡事案を適切に分析し、危険因子を抽出。死亡事例の削減や保育士のプレッシャーの軽減に貢献する。

日刊工業新聞 9月20日

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梶原洵子
編集局第二産業部
記者

ストレス緩和や危険の抑制に向けて、研究が進められることが期待されます。

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