赤ちゃんのうんちの状態をAIで診断
富士通九州システム、スマホで実証実験
【福岡】富士通九州システムサービス(福岡市博多区、松井和男社長、092・260・6200)は、人工知能(AI)を活用し赤ちゃんの排便状態を判断する実証実験を10月に始める。医師の判断を補助するシステムの開発につなげる。日本トイレ研究所(東京都港区)と協力して実施する。
実証では、保護者がスマートフォンで撮影した排便の画像を医師に送信し、医師が画像から便の状態を「良好」や「便秘」など四つに分類して結果を返信する。画像には年齢や、前日に食べた物などの情報を記入できるようにする。さらに、AIのディープラーニング(深層学習)により、便の状態を解析する機能の構築を目指す。
撮影者によって画像の明るさや撮影角度などに、バラつきがないよう、撮影ガイドの表示などを行う予定。将来は実証で得たノウハウを成人やペットの排便にも応用できないか検討する。できるだけ多くの実証協力者を集める考え。
同社によると、赤ちゃんの排便に関する保護者の知識は不足しており、排便に詳しい医師は少ないという。AIを生かし専門医の知見の伝承を進め、医師の負担を軽減する。
同社は2016年にトイレの空き状況をスマホやパソコンから確認できるシステムを開発し、本社で運用している。
実証では、保護者がスマートフォンで撮影した排便の画像を医師に送信し、医師が画像から便の状態を「良好」や「便秘」など四つに分類して結果を返信する。画像には年齢や、前日に食べた物などの情報を記入できるようにする。さらに、AIのディープラーニング(深層学習)により、便の状態を解析する機能の構築を目指す。
撮影者によって画像の明るさや撮影角度などに、バラつきがないよう、撮影ガイドの表示などを行う予定。将来は実証で得たノウハウを成人やペットの排便にも応用できないか検討する。できるだけ多くの実証協力者を集める考え。
同社によると、赤ちゃんの排便に関する保護者の知識は不足しており、排便に詳しい医師は少ないという。AIを生かし専門医の知見の伝承を進め、医師の負担を軽減する。
同社は2016年にトイレの空き状況をスマホやパソコンから確認できるシステムを開発し、本社で運用している。
日刊工業新聞2017年7月7日