セコムの150万円シェルター、水に浮き5時間分の携帯酸素や照明も
9月常住に発売、災害リスクの高い地域などに訴求
セコムは地震や津波、土砂崩れ、洪水などの災害から命を守るシェルター「あんしん防災シェルター」を9月上旬に発売する。同社がシェルターを販売するのは初めて。光レジン工業(東京都日野市)と共同開発し、セコムの位置情報提供システム「ココセコム」を使うこともできる。金融機関やプラント・工場、工事現場など災害時も稼働する現場や災害リスクの高い地域に訴求する。本体価格は150万円(消費税抜き)、運送・設置費は同11万―55万円。初年度120台、2億円の売り上げを目指す。
光レジン工業のシェルターをベースに開発し、本体には繊維強化プラスチック(FRP)を採用。30トン以上の荷重に耐える構造のため、建屋が崩壊しても落下物につぶされない。シェルターの内部は密閉性が高く、完全防水性で水に浮く。津波や洪水で流されても、ハッチが常に上を向く独自構造を持ち、脱出・救助しやすい。5時間分の携帯酸素や照明も内部に備える。
津波などでシェルターが流された場合でも、電波透過性が高いため内部から携帯電話での救助要請や、全地球測位システム(GPS)を使用できる。オプションでサービスとして提供する「ココセコム」を使えば救助に必要な位置情報が把握できる。シェルター本体には個別管理番号を付けており、所有者を特定できる。
シェルターの内部は、ヘルメットやシートベルト、低反発シート、ライフジャケットを装備する。側面の収納スペースには、食料や水、携帯酸素、携帯トイレなど災害備蓄品を収納する。収容人数は2人で、サイズは幅1740ミリ×奥行き900ミリ×高さ1000ミリメートルで押し入れに収まる大きさ。重さは約200キログラムで、耐用年数は50年。
光レジン工業のシェルターをベースに開発し、本体には繊維強化プラスチック(FRP)を採用。30トン以上の荷重に耐える構造のため、建屋が崩壊しても落下物につぶされない。シェルターの内部は密閉性が高く、完全防水性で水に浮く。津波や洪水で流されても、ハッチが常に上を向く独自構造を持ち、脱出・救助しやすい。5時間分の携帯酸素や照明も内部に備える。
津波などでシェルターが流された場合でも、電波透過性が高いため内部から携帯電話での救助要請や、全地球測位システム(GPS)を使用できる。オプションでサービスとして提供する「ココセコム」を使えば救助に必要な位置情報が把握できる。シェルター本体には個別管理番号を付けており、所有者を特定できる。
シェルターの内部は、ヘルメットやシートベルト、低反発シート、ライフジャケットを装備する。側面の収納スペースには、食料や水、携帯酸素、携帯トイレなど災害備蓄品を収納する。収容人数は2人で、サイズは幅1740ミリ×奥行き900ミリ×高さ1000ミリメートルで押し入れに収まる大きさ。重さは約200キログラムで、耐用年数は50年。
日刊工業新聞2018年8月30日