「SUBARU」ブランド向上へ、地道な巡回先とは?

「SUBARU」ブランド向上へ、地道な巡回先とは?

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スバル米国工場の生産ライン
 SUBARU(スバル)は米国でサプライヤーの品質管理体制をチェックする専門部署を設置した。現地主要サプライヤーの生産現場に担当者が出向き、部品の品質改善などを共同で進める。スバルは2025年度までの中期経営計画で品質向上を最重要テーマに掲げている。世界販売の約7割を占める北米で現地調達部品の品質を高める取り組みを強化し、ブランド力の向上につなげる。

 米国工場の調達部門内に品質向上のための専門部署を新設した。調達部門とは別に存在する検査部門や品質管理部門と連携しながらチームを組み、サプライヤーの工場を巡回する。部品の生産工程などの状況を把握し、品質面での課題があれば改善案を提供する。解決するまで定期的に現場で支援する。

 米国工場は「レガシィ」「アウトバック」「インプレッサ」に加えて、5月から「アセント」の生産を始めた。北米での販売台数や生産車種が増える一方、品質に関連するクレームが増加した課題も抱えている。

 こうした状況を踏まえ、現地の調達部門の中に専門人材を配置した。サプライヤーへの支援を手厚くし、供給を受ける部品の品質を一層高める。今後は現地での新型車の投入などに合わせ、担当者の人数を増やすことも検討する。

 スバルは7月に質的成長をメーンテーマに掲げた中計を発表した。品質向上策に5年間で1500億円の投資枠を設けるなど、全社をあげて品質関連の取り組みを強化する。

日刊工業新聞2018年8月28日

COMMENT

調達面では日本の調達部門内に、17年4月に「外製品質改善推進部」を新設した。重要保安部品を中心としたサプライヤーの生産拠点を回り工程改善などを支援する活動を始めた。日本での取り組みを北米でも同様に展開して、全体の底上げを図る。 (日刊工業新聞・下氏香菜子)

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