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サントリー食品がペットボトル製品に130億円投資、生産能力4割増に

 サントリー食品インターナショナルは、無糖茶やコーヒーなどのペットボトル製品の生産を増強する。製造子会社のサントリープロダクツ(東京都中央区)の榛名工場(群馬県渋川市、写真)の既存2製造ラインをペットボトル用に転換する。今冬に着工し、2020年春と21年春にそれぞれ稼働を予定。生産能力は最終的に現行比42%増の約3400万ケースになる。総投資額は約130億円を見込む。

 成長が顕著な麦茶やペットボトルコーヒーを中心に増産する。榛名工場の4ラインのうち2ラインを、ペットボトル製品を生産できる無菌充填製造ラインに替える。

 まず既存缶ラインを小容量ペットボトルのラインに置き換える。そして大容量ペットボトルラインを大・小兼用のラインに更新する。

 同社は生産増強の一環で宇治川工場(京都府城陽市)でも年1000万ケースを生産する無菌充填製造ラインの増設に着工した。19年8月にも稼働を予定する。来年以降、順次ペットボトル製品の増産体制を整える。
日刊工業新聞2018年8月16日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
ペットボトル飲料の需要が高まっているそうですが、缶の製造技術も進化しており、シェアの拡大を狙っているようです。3年5年後のシェアはどのようになっているのでしょうか。

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