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打ち上げ成功率は97%超、三菱重工「ロケット」さらなる意欲

世界に信頼性をアピール
打ち上げ成功率は97%超、三菱重工「ロケット」さらなる意欲

二村幸基執行役員フェロー

 三菱重工業は9月11日に打ち上げる大型国産ロケット「H2B」に関し説明会を開き、ロケットの執行責任者である二村幸基執行役員フェロー(写真)は「ロケットの打ち上げ成功率は97%以上を維持している。今後は成功数を増やして実績を積み上げ世界に信頼性をアピールしたい」と語った。同社と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ補給船「こうのとり」7号機を搭載したH2Bを鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる。

 こうのとりはISSに水や食料、実験器具などを運ぶ。さらに今回、大気圏再突入用カプセルをISSに運び、ISSから地球に物資を運ぶための実証実験を実施する。
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
2020年度の打ち上げを目指す新型基幹ロケット「H3」の開発状況も報告。今冬には秋田県の田代試験場で1段推進系システムと第1段エンジンとを組み合わせた燃焼試験を行う。 (日刊工業新聞・鈴木真央~

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