三菱自、豪雨被災の取引先に110億円前倒し支払い

工場がある岡山県内には関連サプライヤーも多く

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三菱自動車の水島製作所
 三菱自動車は西日本豪雨の対応で被災した取引先255社に総額110億円を前倒しで支払った。同社は岡山県倉敷市に水島製作所があり、軽自動車や小型スポーツ多目的車「SUV」などを生産。周辺には関連サプライヤーも多い。

 2018年4―6月期連結決算は、営業利益が前年同期比36・3%増の281億円と大幅に伸びた。中国や東南アジアを筆頭に世界販売が同21%増の29万2000台と伸びた。また仏ルノー・日産自動車とのアライアンスの相乗効果でコスト低減も進んだ。19年3月期の業績通期予想は据え置いた。

 販売は東南アジアでは多目的車(MPV)「エクスパンダー」、中国ではスポーツ多目的車(SUV)が好調だった。24日の会見で池谷光司副社長執行役員は「通期業績予想に対しオンライン」と評価したが、第2四半期以降「西日本豪雨の影響や(米国や新興国の)金融動向が不透明なので、気を引き締めて取り組む」という。
               

日刊工業新聞2018年7月25日の記事を一部修正

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

2年前の燃費不正問題で経営危機に発展した三菱自。水島製作所の取引企業は、岡山県内に部品関連工場だけで30社以上あると見られ、水島製作所構内や協力会社と合わせ県内で1万4000人前後ほど雇用していると見られる。こういう対応は大切です。

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