三菱商事などから17億円調達、〝食べる藻”とは?
タベルモ、新工場で大量生産へ
ちとせバイオエボリューション(シンガポール、藤田朋宏最高経営責任者)は22日、子会社で藻類を生産するタベルモ(川崎市高津区)が三菱商事と産業革新機構から出資を受けたと発表した。タベルモは両社折半で調達した総額17億円を使ってブルネイに新工場を建設し、栄養価の高い藻類「スピルリナ」を大量生産する。
三菱商事と産革機構のタベルモへの出資比率は31・43%ずつ。タベルモは大豆の20倍のたんぱく質を持つスピルリナの培養手法を開発。現在、静岡県でスピルリナを生産し、レストランなどに出荷している。日射量が豊富なブルネイで大量生産し、原価を低減する。
世界的な人口増加に食糧供給が追いつかず、たんぱく質不足が起きると言われている。欧米では植物や昆虫で肉代替品を製造するベンチャー企業が台頭している。三菱商事も将来の事業拡大を見込み、出資した。
ちとせバイオエボリューションは、02年設立のちとせ研究所(川崎市宮前区)を中核とする企業群。生物の培養・育成の技術を持ち、IHIと航空機用バイオ燃料も開発する。
三菱商事と産革機構のタベルモへの出資比率は31・43%ずつ。タベルモは大豆の20倍のたんぱく質を持つスピルリナの培養手法を開発。現在、静岡県でスピルリナを生産し、レストランなどに出荷している。日射量が豊富なブルネイで大量生産し、原価を低減する。
世界的な人口増加に食糧供給が追いつかず、たんぱく質不足が起きると言われている。欧米では植物や昆虫で肉代替品を製造するベンチャー企業が台頭している。三菱商事も将来の事業拡大を見込み、出資した。
ちとせバイオエボリューションは、02年設立のちとせ研究所(川崎市宮前区)を中核とする企業群。生物の培養・育成の技術を持ち、IHIと航空機用バイオ燃料も開発する。
日刊工業新聞2018年5月23日