川崎に誕生した“水素ホテル”の正体

廃棄プラスチックで水素精製、エネルギーの30%まかなう

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川崎キングスカイフロント東急REIホテル
 廃棄プラスチックからできた水素エネルギーで営業する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル=写真」が川崎市川崎区に完成した。水素を使って燃料電池で電気と湯を作り、ホテルのエネルギーの30%を賄う。6月1日の開業を前に開かれたセレモニーで、建設を担当した大和ハウス工業の石橋民生副社長は「水素利用を世界に発信するモデルにしたい」と意気込んだ。

 5キロメートル離れた昭和電工の工場で廃プラから水素を取り出し、パイプラインでホテルへ送る。燃料電池は水素を直接、利用できる東芝製の純水素タイプ。出力は100キロワット。ホテルは5階建てで186室。昭和電工はアンモニア製造の原料にするため、廃プラから水素を精製している。ホテルにも水素を供給し、化石資源を有効利用する。

 2020年には対岸の羽田空港と結ぶ連絡道路が開通する予定で、訪日外国人にも“水素ホテル”を訴求できる。

 長崎県のハウステンボスには、太陽光で作った水素エネルギーで営業するホテルがある。

日刊工業新聞2018年5月31日

COMMENT

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

ホテルの宿泊者が使い終わった歯ブラシ、くしなどのアメニティも、昭和電工の工場で水素にしてホテルのエネルギーに使うそうです。まさに地域での資源循環。中国が廃棄物の輸入を制限し、欧州が使い捨てプラの使用を禁止しようとしています。地域での資源循環がますます重要となりそうです。

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