生活習慣病の発症リスクを教えます! NTTの予測技術とは?
生保10社程度と検証へ
NTTデータとNTTは、健康診断の結果から将来の生活習慣病リスクを予測する技術を開発した。約9割の正解率で見分けることができ、一定期間後の発症リスクも高精度で予測できる。両社は同技術を検証するため、連携する生命保険会社を募集する。募集期間は6月末までで10社程度を想定する。2018年度内に保険会社向けサービスとして本格提供を目指す。
NTTデータとNTTの「生活習慣病の発症リスク予測技術」は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症の三つを予測する。データには身長、体重、血圧や問診結果などを活用するが、継続して健康診断を受診していない場合やデータ漏れがある場合でも分析は可能だ。
従来は、どのタイミングで生活習慣病を発症したかという確率による機械学習だったため一定期間で線引きするとデータとして使用できない人もいた。一方、同予測技術では、人ごとに発症しやすさを比べる「ランキング学習」により高精度で分析できる。
検証では保険会社の検証用データをNTTデータが預かり予測技術を適用し、その結果を保険会社に返却する。保険会社は、独自に個人情報である健診データやビッグデータ(大量データ)を集めなくても商品開発や加入時の査定、契約者への健康管理などに活用できる。
NTTデータとNTTでは、生活習慣病が医療費の増大や生産性低下の原因の一つである現状に対応する。今後は糖尿病の発症後の重症化や予防など対象疾病を広げるほか、企業の健康経営なども支援する。
NTTデータとNTTの「生活習慣病の発症リスク予測技術」は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症の三つを予測する。データには身長、体重、血圧や問診結果などを活用するが、継続して健康診断を受診していない場合やデータ漏れがある場合でも分析は可能だ。
従来は、どのタイミングで生活習慣病を発症したかという確率による機械学習だったため一定期間で線引きするとデータとして使用できない人もいた。一方、同予測技術では、人ごとに発症しやすさを比べる「ランキング学習」により高精度で分析できる。
検証では保険会社の検証用データをNTTデータが預かり予測技術を適用し、その結果を保険会社に返却する。保険会社は、独自に個人情報である健診データやビッグデータ(大量データ)を集めなくても商品開発や加入時の査定、契約者への健康管理などに活用できる。
NTTデータとNTTでは、生活習慣病が医療費の増大や生産性低下の原因の一つである現状に対応する。今後は糖尿病の発症後の重症化や予防など対象疾病を広げるほか、企業の健康経営なども支援する。
日刊工業新聞2018年5月17日