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初代「ルーチェロータリークーペ」を修復

マツダが設立100周年に向けたプロジェクトの一環
初代「ルーチェロータリークーペ」を修復

修復した「ルーチェロータリークーペ」

 マツダは1969年に発売した当時の最上位車「ルーチェロータリークーペ」のレストア(復元)作業を終え、報道陣に公開した。20年の設立100周年に向け過去の名車を修復し、先人の取り組みを振り返るプロジェクトの3台目となる。

 社内の希望者から選ばれた21人が本来の持ち場を離れて週に1度集まり、修復作業を進めた。特有の低いエンジン音を響かせて走ると、昼休みにお披露目会場へ集まった社員から歓声が上がった。

 ロータリーエンジン搭載車では唯一の前輪駆動(FF)車で、ルーチェを名乗る車では初代となる。実車は取引先の中吉エンジニアリング(広島市西区)の元社長が所有していたものを、80年代にマツダへ寄贈していた。小飼雅道マツダ社長は「入社して初めて買った車が2代目『ルーチェ』だっただけに、あこがれの車が動くのを見られてうれしい」と話した。
日刊工業新聞2018年3月23日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
100周年に向けて、さらに2車種を修復する計画。

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