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オプティムとモノタロウ、AI無人店舗を実証へ

安全性や売れ筋分析
オプティムとモノタロウ、AI無人店舗を実証へ

モノタロウは初の実店舗で約2000商品をAI検証する

 オプティムとMonotaRO(モノタロウ)は、無人店舗の実証実験を4月2日に始める。モノタロウが実店舗を構えるのは初めて。人工知能(AI)による安全性向上や売れ筋商品の分析などを検証する。実証を進めながら都市部や中小企業が集積する地域での店舗開設について検討する。

 実証店舗はオプティムの本店がある佐賀大学構内(佐賀市)に置き、学校関係者以外も使える。取り扱うのは工具や資材、作業服など約2000商品。専用アプリで入店コードを発行する。

 購入したい商品のバーコードを読み取り決済する。カメラを設置して不正行為をAIで判断するシステムや入店者の属性分析を検証する。
日刊工業新聞2018年3月23日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
オプティムの菅谷俊二社長は「少子高齢化をチャンスと捉え、九州でプロトタイプを作り国内へ広げたい」と意気込む。モノタロウの鈴木雅哉社長は「半年から1年程度で洗練させていければ」と話し、無線識別(RFID)や画像解析による決済方法にも言及する。

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